国家公務員の中途採用について

『技術やスキルが秀でた人が求められています。公募情報の定期的チェックが必要。』

国家公務員の中途採用試験は平成23年度で廃止され、平成24年度より国家公務員試験では経験者採用試験が行われています。これは勤務経験がある人を、係長以上の職へ採用するというものです。 経験者採用試験は、採用予定がある場合に府省別、職制段階別に実施されます。ただし、求める専門性などにより試験区分が設けられます。

経験者採用試験の受験資格は、大学卒業から5年以上、または高校卒業から9年以上の年数を経過していること。必要に応じて年数の上乗せ・短縮もあり、特定の資格を有することを条件とする場合もあるようです。

平成24年度の経験者採用試験は1次試験が9月30日、2次試験が10月~11月に行われました。国家公務員の中途採用にはその他に社会人試験があり、この社会人試験は一般職と専門職とに分かれます。国家専門職と呼ばれる職種の中で大卒程度試験では法務教官、高卒程度試験では皇宮護衛官や刑務官、入国警備官があります。

また、経験者採用試験の公募情報には「エースを求めます」と記載されており、募集されているのはほとんどが専門職です。例えば会計検査院職員や診療情報管理士、公認会計士などが挙げられるでしょう。

国家公務員の中途採用では、民間企業と同様に高い技術やノウハウを持った人材。経験者採用試験では、民間企業で培った高いスキルを持った人材をそれぞれ求めています。自身の技術・スキルに見合った求人がいつ出るかは分かりませんので、国家公務員の中途採用は、常に募集情報へ目を向けておくことが大切です。

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