中途採用の筆記試験の注意点
『筆記試験の結果を重要視するか否か、あるいはどういった点を見られるのかは、募集職種によって大きく変わってきます』
中途採用で行われる筆記試験は、その結果だけで合否が決まるわけではなく、書類や面接選考の結果と加味して最終的な判断となります。
書類審査に合格すると、面接の前後あるいは面接と同時に筆記試験が行われる場合があります。筆記試験の結果を重要視するか否か、あるいはどういった点を見られるのかは、募集職種によって大きく変わってきます。
営業・販売系の職種では人物面が重視されるため、筆記試験の結果はあくまで補足程度というケースが多いでしょう。しかし技術系の職種では、筆記試験の結果をそのまま知識レベルに置き換え、即戦力として活躍できるか否かの大きな判断材料になる場合もあります。
ちなみに筆記試験は大手企業で8割以上、中小企業でも4割弱程度で実施されていると言われています。そのため、筆記試験の対策は軽視できません。
では中途採用の筆記試験で、どのような点に気を付ければ良いのか。
まず筆記試験では、次のような内容が想定されます。
- 一般常識テスト
- 性格、能力適正検査
- 論文作成
3種類全てが行なわれることもあれば、1種類、または組み合わせて2種類が行わることもあります。募集情報として事前に内容まで提示されない場合もあるので、注意が必要です。
性格・能力適正検査では、一般的に明朗活発、社交的な性格が良いとされます。しかし無理にそうした結果になるようにと気を回さず、正直に答えましょう。質問文によって、性格に矛盾が出る方がマイナス評価となります。
応募する職種によっては、必要な知識・スキルを問われることもあるでしょう。最低限の必要な専門的知識と、その会社や業界に関する情報はしっかり収集しておく必要があります。
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