放射線技師の求人情報

放射線技師とは、病気の検査や治療のためにX線やCT、超音波などを人体に照射する技術者です

放射線の医療への応用は、近年著しく進んできています。手術前に病巣を発見したり、体に傷をつけずに照射によって治療をしたりする方法は、患者の体にかける負担が少ないためです。骨格だけではなく、内臓の様子を見る、あるいはがん細胞を破壊し転移をくい止めるなど、高度な画像診断機器を扱います。そのため、年々放射線技師の必要性が高まってきています。
放射線技師は、放射線生物学をはじめとした放射線の専門知識を習得しています。生理学や解剖学などの医学知識にくわえ、機械を扱う高度なコンピューターの知識なども求められます。また、放射線を扱うのは危険を伴うため、慎重さや注意深さも必要です。直接患者に接する機会も多いことから、コミュニケーション能力も大切とされています。
放射線技師になるためには養成課程のある大学や専門学校などで3年以上勉強し、国家試験である「診療放射線技師試験」に合格すると、その資格を得る事ができます。合格率は約70パーセントで、年間約2400?2800人が受験しています。
就業場所は、病院や診療所などが中心です。しかし近年では、その技術の高さから研究所勤務も増えています。比較的規則正しい勤務時間ですが、急救急病院や大学病院では残業や休日、夜間勤務などもあります。