中途採用の内定辞退の注意点

『転職活動においては、最初から最後まで誠意ある対応を心がけて下さい』

転職活動で、1つの会社しか受けないというケースは稀です。そうなれば複数社から内定をもらうこともあるでしょう。あるいは選考を進んでみたものの、どうしても合わない部分があって内定を断る場面が出てくることは少なくありません。

内定を辞退するのであれば、当然その会社へ辞退の旨を伝える必要があります。連絡が途絶えてそのままということは、絶対にやめましょう。「辞退するのだから関係ない」と思われるかもしれませんが、業界内の横の繋がり、あるいは個人間の繋がりから、後で大変なことになりかねません。
また採用には、多くの時間やコストが掛かっています。それを自分の都合だけでないがしろにする行為は、社会人としてマナー違反です。転職活動においては、最初から最後まで誠意ある対応を心がけて下さい。

では内定を辞退する際、どのような手段で伝えるのか。一般的な方法は、電話か手紙です。メールも選択肢には挙りますが、簡素なため誠意が伝わりにくいというデメリットがあります。応募した企業から「連絡はメールで」という指示がない限り、電話か手紙で伝えた方がよいでしょう。

内定辞退を決めたら、できるだけ早く連絡します。企業はあなたを受け入れる体制を着々と作っていますので、遅れればそれだけ迷惑をかけることになるからです。
会社はあなたが志望したからこそ、説明会や選考に時間を費やしています。辞退する際は「申し訳ございません」と必ずつけ加え、また、自分のために時間を割いてもらったことに感謝しその旨を伝えてください。そうすれば相手からも理解を得て、スムーズに辞退することができるはずです。