中途採用で聞いておきたい質問

『イメージギャップから早期退職…では自分のキャリアに傷がつきますし、会社にも迷惑がかかります』

せっかく仕事に就いても、その内容が想像していたものと違っていれば、長く勤務を続けることも難しくなってしまいます。実際、イメージギャップによる早期退職は少なくありません。そのため、できるだけ事前に詳しい話を聞き、想像と現実のギャップを埋めておきたいものです。

採用担当者と話す前に考えてもらいたいのが、優先事項です。仕事を探すうえで一番優先するものは仕事内容なのか、それとも給与か。あるいは勤務地や転勤の有無などといった具合です。そうやって自分が譲れないことを明確にしておくと、いざ話を聞く際に担当者へもはっきりと自分の意思を伝えることができますし、確認すべきポイントも整理されます。

中には「採用される身だから」といって、採用担当者への質問をためらう人がいます。しかし、求職者と企業との関係は平等です。ここで遠慮してしまうと、仕事が始まってからギャップが生まれやすくなります。確認を怠って入社し、イメージギャップから早期退職…では自分のキャリアに傷がつきますし、会社にも迷惑がかかります。

特に確認しておくべき点としては、以下のようなものです。

  • 入社後の給与
  • 昇給や賞与規定(将来的な給与イメージ)
  • 社内でのキャリアステップ
  • 就業後すぐに担当する業務(最終的に、ちゃんと望む業務に取り組めるのか)
  • 就業時間および残業時間
  • 産休や育休の取得について(女性の場合。過去の取得事例が分かると安心)

これらはトラブルも起きやすい項目ですので、事前に聞いておきましょう。あとは先に述べた自分の中での優先事項に沿って、あらかじめ確認すべき項目を洗い出しておくことをお勧めします。

中途採用の面接のポイントを気をつけながら、自然に面接で質問できると理想です